パラ競技-陸上競技・フィールド 競技説明

競技名称パラ競技-陸上競技・フィールド
資料解説パラリンピックの陸上競技は、各選手を障がいの種類や程度、運動機能などに応じてクラス分けし、極力条件を揃え、公平にレースが行えるようにしている。
陸上競技のクラスは、アルファベット「T」または「F」と2桁の数字を組み合わせて表記する。「T」はトラック競技/跳躍競技/マラソン、「F」は投てき競技。数字は10の位が障がいの種類を表し、1の位の数字が小さいほど障がいの程度が重い。競技ルールはオリンピックとほぼ同じだが、障がいの内容や種目の特性などに合わせ、一部のルールが変更されている。
パラリンピックの陸上・フィールドでのみ行われる投てき種目「こん棒投げ」がある。握力がなくて細いやりが握れないなど、障がいの重い選手のために考案された。ボウリングのピンに似た木製の棒(底の部分は金属製)を使用して行う。投てきサークルに固定された車いすや台に座り、こん棒をどちらか片方の手で握ってから投げるのが条件だが、投げ方は着地エリアの方向を向いて投げてもよく、後ろ向きの姿勢で頭上越しに投げてもよい。特に障がいの重いF31、32(脳性まひ)やF51(切断・機能障がい)など車いすで競技するクラスなど出場できる選手は限られている。
パラリンピックの陸上競技は、1960年第1回ローマ大会から正式競技として実施されている。幅広い障がいを対象とすることもあり、夏季大会の競技の中で参加人数は最も多い。

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