パラ競技-陸上競技・トラック 競技説明

競技名称パラ競技-陸上競技・トラック
資料解説パラリンピックの陸上競技は、各選手を障がいの種類や程度、運動機能などに応じてクラス分けし、極力条件を揃え、公平にレースが行えるようにしている。
陸上競技のクラスは、アルファベット「T」または「F」と2桁の数字を組み合わせて表記する。「T」はトラック競技/跳躍競技/マラソン、「F」は投てき競技。数字は10の位が障がいの種類を表し、1の位の数字が小さいほど障がいの程度が重い。競技ルールはオリンピックとほぼ同じだが、障がいの内容や種目の特性などに合わせ、一部のルールが変更されている。視覚障がいクラスではT11(全盲など)の選手全員 とT12(弱視) の一部の選手(伴走者と走るか単独走か選べる)は、目の代わりとなり、視覚から得られる情報を補う伴走者(ガイドランナー)とロープを握り並んで走る。ガイドランナーは選手の安全を第一に、コース状況やタイム、周囲の様子などを言葉で伝え、フィニッシュラインへと導く。肢体不自由のクラスでは、四肢に欠損がある選手は左右バランスを取ることを目的に、競技用の義肢を使用できる。車いすクラスは、レーサーと呼ばれる高速走行用に開発された競技用車いすを使用する。
パラリンピックの陸上競技は、1960年第1回ローマ大会から正式競技として実施されている。幅広い障がいを対象とすることもあり、夏季大会の競技の中で参加人数は最も多い。

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