パラ競技-馬術 競技説明

競技名称パラ競技-馬術
資料解説パラリンピックの馬術(equestrian art(s))は、オリンピックの馬術とは異なり、技の正確さや演技の美しさを競う馬場馬術(ドレッサージュ)種目のみが行われる。肢体不自由の選手と視覚障がいの選手が対象であり、障がいの内容や程度に応じてグレードIからVまで5つのクラスに分かれて競う。またオリンピックと同様に男女混合で行われる。
選手はヘルメットやジャケットの着用が義務付けられる。まひや切断のため下半身の支えがない状態でも、選手はバランスよく鞍に乗って騎乗するので、ブーツの中は義足の場合もある。選手の障がいや症状は一人一人違うので、障がいに応じて改造した特殊な馬具の使用が認められている。
種目として、個人課目と、選手3名で構成される団体課目(音楽付き)がある。また、個人課目の結果が上位の選手のみが出場できる「馬のバレエ」とも呼ばれ、選手が考えたオリジナルな動きのパターンを組み合わせ音楽に合わせて乗りこなす自由演技課目(音楽付き)の3つがある。
勝負は5名の審判の採点によって決められ、歩様やステップの正確性、乗り手と馬の一体感などが評価の対象となる。
パラリンピックでは、1996年アトランタ大会から正式競技として採用されている。

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