スノーボード 競技説明

競技名称スノーボード
資料解説スノーボード (snowboard) は、サーフィンやスケートボードのように横向きになって板に乗り、バインディングと呼ばれる留め具で足を固定し、雪の斜面を滑る遊び、スポーツである。
雪山を1枚の板で滑ることは1800年代にはすでに行われていたといわれているが、アメリカで1963年に作られた「スキーボード」や、「スナーファー(スノーとサーファーの合成語)」と呼ばれる雪上サーフィンの玩具などが、スノーボードの起原とされている。これは、非常に小さな合板の板に紐を取り付け、バランスを取りながら真っ直ぐに斜面を滑り降りるだけの乗り物であった。
種目は、アルパイン、フリースタイル、スノーボードクロス(ボーダークロス)がある。アルパインは旗門で規制されたコースを滑走してタイムや着順を競う。フリースタイルはスケートボードやサーフィンの影響を受けながら進化を続け、やがてハーフパイプやスロープスタイル、ビッグエアといった競技スポーツへと枝分かれし、オリンピック種目にまで発展した。スノーボードクロスは、セクションやオブスタクルと呼ばれるキッカーやウェーブ、バンクなど複数の構造物のある、旗門で規制されたコースを滑走し、タイムを競ったり、同時にスタートする複数名による着順を競う。
冬季オリンピックでは、1998年長野大会から男女ハーフパイプと大回転が採用された。2002年ソルトレークシティ大会では大回転から2人同時に滑るパラレル大回転に変更され、2006年トリノ大会より複数人が同時に滑るスノーボードクロスが追加された。2014年ソチ大会ではパラレル回転とスロープスタイルも追加され、2018年平昌大会からパラレル回転が削除されビッグエアが新種目として実施された。

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