スケート・スピード 競技説明

競技名称スケート
資料解説スケート・スピード(Speed skating) は、1周400mのスケートリンクを周回し、ゴールタイムを競う競技。オリンピックをはじめ、ほとんどの大会では「ダブルトラック」方式が採用されている。インとアウトから2人の選手が同時にスタートし、1周ごとにバックストレートで交差してコースを変えながら規定の距離を滑り、刃の一部がゴールラインを通過した瞬間のタイムで順位が決定される。レースは常に左回りで行われる。なお、国体などでは、数人の選手が一斉にスタートしその着順を争う「シングルトラック」方式が採用されている。
チームパシュートは、2チームが出場。リンクのメインストレートとバックスストレートの中央から1チーム3人が同時にスタートし、女子は6周、男子は8周で勝敗を決する。最終的に最後尾の選手が完走した時点でのタイムの早いチームが勝ちとなる。チーム内の隊列の順番変更を滑走中いつでも行うことができ、先頭の選手が入れ替わりながら後続の選手の空気抵抗を減らす形で滑走する。前のチームメイトを押したり、後ろのチームメイトを引っ張るといったアシスト行為も認められている。
冬季オリンピックでは、1924年シャモニー・モンブランオリンピックから実施された。1932年レークプラシッドオリンピックでは女子種目が公開競技として実施され、1960年スコーバレーオリンピックから女子種目も正式種目となった。2006年トリノオリンピックから団体追い抜きが男女の新しい種目として加えられた。なお、スケート・スピード競技は1916年ベルリン夏季オリンピックで実施される予定であったが、第一次世界大戦の影響でベルリンオリンピック自体が中止となった経緯がある。

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