スキー・ジャンプ 競技説明

競技名称スキー
資料解説スキー・ジャンプ(Ski jumping)は、ジャンプ台と呼ばれる専用の急傾斜面を滑り降りて (助走)、そのまま角度の付いた踏み切り台から空中に飛び出し、専用のスキー板と体を使ってバランスをとり、滑空する。その飛距離と姿勢の美しさ、「美しく、遠くへ跳ぶ」ことを競う競技。この競技を行う選手をジャンパーと呼ぶ。競技は年間を通じ行われ、冬は雪面を滑り、夏は摩擦係数を抑えた専用の滑走路を滑る。夏はサマージャンプ競技と呼ぶ。
正式種目では、ジャンプ台の大きさや形状、助走距離の長さ、K点までの距離などによって、ノーマルヒルやラージヒル、フライングヒルなどの種目に分かれる。ノーマルヒル、ラージヒルは、冬季オリンピックの共通正式種目である。スキージャンプのワールドカップでは、男子はラージヒルとフライングが開催されているが、観戦側のスペクタクル性の観点から近年ノーマルヒルは開催されていない。通常は個人競技として行われるが、ラージヒルやフライングでは、国対抗で団体戦も行われる。女子はノーマルヒルとラージヒルが行われるが、団体はノーマルヒルのみである。
冬季オリンピックでは、1924年シャモニー・モンブランオリンピックからノーマルヒルが実施された。1964年インスブルックオリンピックからラージヒルが新たに正式種目に加えられ、1988年カルガリーオリンピックより団体種目が追加された。なお、オリンピック正式種目のうち男子種目しか実施されない数少ない競技のひとつであったが、2014年ソチオリンピックから女子・ノーマルヒルが正式種目となった。

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