スキー・クロスカントリー 競技説明
競技名称 | スキー |
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資料解説 | スキー・クロスカントリー(cross-country skiing)は、雪上に設営されたコースでスキーとスキーポールを用い、多様な地形での総合的走力を競う競技である。スキー本来の用途である雪上での生活移動手段から自然発生的に競技となったものであり、全スキー競技の原点といえる種目である。 走法は、クラシカル走法とフリー走法とがある。クラシカル走法とは、大きく摺り足する様にスキーを左右交互に滑らせる交互滑走 (ダイアゴナル)、左右同時に突いたスキーポールを支持点にし腰・背中の屈曲によって揃えたスキーを滑らせる推進滑走、スキーをV字状に大きく開き雪面に内側エッジを掛ける様に左右交互に置いて坂を登る開脚登行、またはこれらのバリエーション的走法をコース地形や状況に応じて使い分ける。フリー走法とは、走法技術に一切の制限がなく、下り坂で滑降する場合を除き、事実上コース全般をスケート滑走技術をスキーに応用したスケーティングでの滑走となる。 冬季オリンピックでは、1924年シャモニー・モンブランオリンピックから実施された。1936年ガルミッシュ・パルテンキルヘンオリンピックよりリレーが追加され、1952年オスロオリンピックから女子種目も追加された。走法の異なるクラシカル走法とスケーティング走法のどちらか一方、または両走法を組み合わせた複合によって争われる。 |