水泳・競泳 競技説明

競技名称水泳
資料解説一定の距離を定められた泳法で泳ぎ、タイムを競う。陸上競技同様、原始時代から生活手段として実施されてきたが、古代ギリシャ時代には身を守る手段、宗教的信仰などの様々な意味で盛んに行われていたことを示す壺絵や彫刻が残されている。世界初の水泳大会が行われたのは、1837年のロンドンだとされている。
現在では、一般的には10レーンまたは8レーンで構成された50mの長水路で実施される。ターン技術が問われることになる25mの短水路の選手権大会もある。2020年東京大会では競われる種目・距離・泳法が男女とも同数となることに加え、男女混合の4×100mメドレーリレーが加わり、合計35種目が行われる予定。どのような泳法を選んでもよく最速をめざすのが「自由形」種目で、現在、ほぼすべての選手がクロールを選択している。しかし1896年第1回アテネ五輪では息継ぎをするクロールはまだ存在せず、全員が平泳ぎで泳いだ。その後、背泳ぎを自由形の泳法として選ぶ選手が出るようになったが、当時は平泳ぎが伝統のある美しい泳法とされていたことから、第2回パリ五輪では背泳ぎを1種目として独立させ、自由形で平泳ぎを選択しない選手が出ることを防ごうとした。さらにクロール泳法が登場したことにより、伝統的な泳法である平泳ぎが常に実施されるようにするため、平泳ぎ種目が独立して設けられた。
現在、オリンピック大会では、自由形の他に背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの3つの泳法がある。

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