水泳・アーティスティック 競技説明

競技名称水泳・アーティスティック
資料解説1800年代後半に男性中心に行われていたスタントスイミングを起源とし、ドイツで行われていたアーティスティックスイミングと融合して現在の競技の基礎ができた。音楽にあわせてプールで演技を行い、技の完成度、チームメンバーの同調性、演技構成や芸術性を競う。
オリンピックで最初に実施されたのは1984年ロサンゼルス大会。2000年シドニー大会の頃からリフトやジャンプの技術が加えられ、演技構成がダイナミックな内容に変化していった。現在では、チーム内に「ジャンパー」と呼ばれる専門ポジションの選手がおり、空中で様々な演技を披露する。2017年7月まではシンクロナイズドスイミングという種目名称だったが、曲や人に同調することを意味する「シンクロナイズド」はこの種目の芸術性にふさわしくないとして、国際水泳連盟(FINA)が種目名の変更を行った。
2020年東京大会では、女子のみの種目としてデュエット(1チーム2名)とチーム(1チーム8名)が行われる。2分20〜50秒の曲に定められた5つの動きを入れるテクニカルルーティンと3〜4分の曲で自由に演技するフリールーティンの採点結果によってが順位を競う。採点は1組5人の審判員3組が担当する。テクニカルルーティンでは、3組の審判員は(1)完遂度、(2)構成・音楽の使い方・同調性・難易度・プレゼンテーション、(3)5つの動き(エレメンツ)をそれぞれ採点する。フリールーティンでは(1)完遂度・同調性・難易度、(2)構成・音楽の解釈・プレゼンテーション、(3)難易度を採点する。どのチームも民族性に富んだ構成や音楽で演技を披露する点もみどころ。

PageTop