自転車競技・ロード 競技説明

競技名称自転車競技・ロード
資料解説18世紀末にヨーロッパで貴族階級を中心に楽しまれるようになった伝統ある競技。オリンピックでは1896年第1回アテネ大会から正式競技として採用された。女子のロードレースは1984年ロサンゼルス大会から採用された。主として舗装された一般公道をコースとし、オリンピックでは周回コースが採用されることが多い。6時間以上の長距離を走行し、風の抵抗による疲労を軽減させる等の目的でひとつの国の選手はチームになって走行し、最終的には個人のメダル獲得を狙う。2020年東京大会では、1都3県をまたぐラインレース(スタートとゴールが異なる地点)を使用する予定。男子は約244キロ、女子は約147キロを走る。競技では国際自転車競技連合(UCI)が定めた専用自転車(ロードレーサー)またはそれに準じた機種が用いられる。ロードレースとして世界で最も知られているのはツール・ド・フランスで、世界三大スポーツイベントのひとつともいわれる。ツール・ド・フランスは、1903年から継続されている。レースは、毎年7月に23日間の日程で行われ、およそ3300キロ、高低差2000m以上のアップダウンの激しいコースを走り抜く。フランス国内の他、周辺国を通過するコースもある。現在では21ステージが争われ、総合優勝者を決定するほか、各ステージの勝者やスプリント賞、山岳賞などの複数の賞がある。

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