資料解説 | 自転車とアウトドアライフを好む人々が山道を走るために自転車を改造し、人気が出るようになったのが1970年代だとされている。現在は、専用自転車によるレースが行われるアウトドアスポーツとして世界で認知されている。マウンテンバイクのクロスカントリー種目がオリンピックにはじめて採用されたのは1996年アトランタ大会から。1周4〜6キロの舗装されていない周回路を用いる。競技時間は、トップアスリートで1時間半〜1時間45分程度とされる。オリンピック種目にはなっていないクロスカントリー種目には、マラソン(XCM)、エリミネーター(XCE)、ショートトラック(XCC)などがある。XCMは60〜120キロの長いオフロードコースで競技を行う。XCEは登りと下りの両方を含む500m〜1キロのコースで4〜6名の選手が一斉に出走し、上位2〜3名が次競技に進むトーナメント形式。XCCは2キロ以内の周回コースを用いて20〜60分実施される。この他に、スキー場などを利用して作られた下りのコースを1人ずつ走行しタイムを競うダウンヒル、下りコースを2名の選手が着順を競うデュアルスラローム、周回コースを決められた時間(2〜6時間)で何周走行できるかを競うエンデュランスなど、多様な種目がある。 |
---|