サーフィン 競技説明

競技名称サーフィン
資料解説板を使って波に乗る遊びは、ハワイやタヒチなどに住んだ古代ポリネシア人によって始められたとされる。オリンピック大会でも自然の海が競技場であり、風の強さ・風の向きから生み出される波の状態は常に変化するため、それらを見極めながらライディングテクニックを競う。サーフボード(Surfboard)には長さ9フィート(約274㎝)以上のロングボードと長さ6フィート(約183㎝)でボードの先端が尖り、ターンがしやすいショートボードがある。2020年東京大会ではショートボードでの競技が実施される。「近代サーフィンの父」とされサーフィンを広めたのはハワイ出身のデューク・カハナモクで、彼は1912年ストックホルム大会にアメリカ代表として水泳に出場し、200m自由形、100m自由形で金、リレーで銀メダルを獲得した。オリンピックでの活躍は、サーフィンというスポーツが評価され、アメリカに流行したことに影響を与えた。
オリンピックでのサーフィン競技は、ヒートと呼ばれる1試合を4〜5選手が競う予選ラウンドを勝ち抜いた選手が本戦ラウンドに進む。本戦ラウンドでは、2選手が1ヒートを競い、勝者が次のラウンドに勝ち進むトーナメント方式となる。1ヒートは通常約30分で、時間内に1選手は25本までライディングすることができる。波にうまく乗れたかどうかに加え、技の積極性・難易度・革新性・進歩性・主たる技が入っているか・技のバリエーション・スピード・パワー・演技の流れなどの要素について採点する。

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