バウンドテニス 競技説明
競技名称 | バウンドテニス |
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資料解説 | バウンドテニスは、ラケットボールを原型にし、テニスと同様のルールで行う屋内競技。狭い場所でも手軽にできることから、生涯スポーツとして価値が高まり、老若男女を問わず全国に普及している。発祥は日本。1980年に、メルボルンオリンピックで活躍したレスリングのゴールドメダリスト笹原正三氏により考案・開発された。「バウンド」とは、ボールがよく“弾む”(バウンド)という意味、そしてもう一つ、バウンドテニスの大きな特性である“限られたスペース”でできる(バウンダリー)こと、この2つに由来している。 コートのサイズは10m×3mで、テニスコート(23.77m×10.97m)の約1/6のスペース。組立式ネットの高さは50cmで、硬式テニスラケットをそのまま縮小した形状のラケットの長さも50cmである。ゴム製白色の公式ボールは、直径56.8mm、重さ32.9gで、ソフトテニスボール(直径66mm、重さ30-31g)より一回り小さく、硬めとなっている。かつてはオレンジ色のボールもあったが今は廃番。1982年に、東京を中心に本格的に普及活動が始まり、生涯スポーツの祭典「全国スポーツ・レクリエーション祭」には、1988年の第1回大会より正式競技種目として採用されており、高齢者を中心にその輪は全国に広がっている。競技性を持ったシングルス、ダブルスに加え、1分間に何回ラリーが続くかを競う、大人数で楽しめるチーム対抗の「BTラリー戦」という種目もある。一般社団法人日本バウンドテニス協会は47都道府県の全てに支部協会を設置し、「全日本バウンドテニス選手権大会」を主催している。 |