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琵琶湖真景図

大分類展示資料
中分類交流員おすすめ
展示室B展示室
展示ゾーン森をつくる
キャプション情報琵琶湖真景図(部分), 江戸時代1866年(慶応2年)
解説近江の南部は全国有数のはげ山地帯になっていました。江戸時代の終わりごろに制作された「琵琶湖真景図」をみると、金勝山や田上の一帯では草木が失われています。木や落ち葉、根株のとりすぎが原因だったと考えられています。その後、はげ山地帯は砂防等のための植林が行われ、現在では樹木に覆われています。平野部は草津宿から大津、京都にむかう旧東海道の松並木や矢橋の渡しの集落も描かれています。矢橋の渡しの付近は現在は埋立てられ、矢橋帰帆島となっています。
おすすめポイントこの琵琶湖真景図の風景は、どこから見た風景か、探しに出かけてみました。残念ながら、現在では回りは高層マンション等が建ち並んでいるため、眺望はありません。「急がば回れ」に因む矢橋の渡し船が着く、大津宿の石場の船着場付近でしょうか。この言葉の語源は「もののふの 矢橋の船は 早けれど 急がば回れ 瀬田の長橋」という歌から来ています。きっと湖岸から矢橋の方向を眺めていたのでしょう。
作成者木下 睦司
参考資料展示室解説パネル

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