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トウヨウゾウ  

大分類展示資料
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展示室A展示室
展示ゾーンうつり変わる生き物
キャプション情報トウヨウゾウ(下顎骨),  Stegodon orientalis, 産出地:滋賀県大津市伊香立南庄町, 地層:古琵琶湖層群堅田層(約50万年前), 採取者/所蔵:龍市郎兵衛氏/国立科学博物館
解説江戸時代(1804年)、現在の大津市伊香立南庄町で市郎兵衛さんが獣の骨のようなものを発見し話題となり、骨は膳所藩主に献上されました。調べると龍の骨だということで、1874年皇室に献上されました。しかし、その後、日本に招かれていたドイツ人地質学者のナウマン博士によって、龍ではなくゾウの化石であることが判明します。現在では、この化石が約62~57万年前にいたトウヨウゾウだとわかっています。
おすすめポイント市郎兵衛さんが発見したトウヨウゾウの大きな下あごの化石を見ると、ゾウを知らなかった当時の人がUMAだと考えたのも無理がないと思います。また、「龍骨図」は、バラバラに出てきた化石を組み合わせて描かれたものです。昔の人の想像力はすごいですね。
作成者田中 美紀
参考資料展示室解説パネル

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