荷車

登録番号5000011321
大分類民具
中分類生産生業
小分類諸職
大項目諸職用具
小項目石工用具
地方名トンボグルマ
解説木製の台に鉄製の芯棒がはめ込まれ、木が割れるのを防ぐために、メガネのような金具がはめ込まれている。台の材はおそらくツバキ。台の中央には梶棒が差し込まれている。梶棒の材は不明。芯棒は鍛冶屋が製作、組み立ては大工。補強のためにオビテツを巻いている。山から切り出した石を運ぶのに使用。車軸は鉄製で木製の車軸受に溝をほり、鉄バンドで車軸を固定する。その両側にタマを取り付ける。これに長い石をのせて固定し、梶棒で操作する。バランスをとるため、石の端に重しの石をのせたり、子どもが乗ったりすることもある。斜面の道では、バキとよばれる木の枝の先を地面に当ててブレーキとした。本資料は、楔2点と梶棒1本を含む。
法量(cm)全長302.5,幅91.0,(台木)幅14.5,高12.0,(台穴)長9.0,高5.0,(梶棒)径4.5
重量(g)27400
収集年度2020
都道府県滋賀県
採集時地名大津市北比良
localityShiga pref.

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