KT4_000000_001T, 0000/00/00撮影, Public Domain

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沼四題 小鰕網

作家名小川芋銭 OGAWA Usen
制作年大正11(1922)年
技法、素材紙本墨画淡彩
寸法65.3×94.7
分野日本画(日本)
所蔵作品登録番号JJ200100012000
コレクション名木村定三コレクション / Kimura Teizo Collection
コレクション番号KT004
解説1922年の院展に出品された《沼四題》は、大正期の芋銭の代表的な作品で、〈檜原〉〈泥鱒打〉〈家鴨小屋〉〈小鰕網〉の四つの異なる主題を扱っている。〈小鰕網〉は四題のうちで内容的にも色彩的にももっとも多彩な作品である。老若男女が煙をたなびかせる焚火にあたり、その後ろでは捕りたての小鰕がむしろの上で天日干しされ、沼では捕れたての小鰕を乗せた舟が戻ってくる。前景には葉を落とした木々がまるで妖怪のような姿を見せている。春山武松は院展評で《沼四題》について「遺憾なく自らの境地を示してゐるが、其枯淡なる筆致と、其単純なる表現とを、静かに味はふ時は、尽きざる興趣が湧くのを覚えるであらふ」と記した。

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