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目覚める人びと 『夢みる少年たち』

作家名オスカー・ココシュカ Oskar KOKOSCHKA
制作年1907年(1908年刊行)
技法、素材リトグラフ、紙
寸法24.0×28.7
分野版画(海外)
所蔵作品登録番号FP199100003009
解説ココシュカは、ウィーン工芸学校在学中に、自作の詩的物語『夢みる少年たち』のために挿絵を描いていたが、そのインク素描に基づき、1908年に初版が刊行された。カラーリトグラフ8点、表紙や扉を飾る木版などで構成されている。本作品の献辞頁には、作曲家グスタフ・マーラーの未亡人アルマへの献呈辞が記されている。ココシュカは、共に学校に通っていたエルヴィン・ラングの妹リリスの裸体習作を、おそらく1907年から翌年の冬に描いているが、そこでは角張った輪郭が展開されており、これは1907年から翌年にかけての時期の特徴であった。その素描習作は、ジョルジュ・ミンヌの彫刻に表れるボーイッシュな人物像に影響されていた、ココシュカの芸術的理想と相関関係にあった。また、おそらくラングの素描は、1902年のクリムトのベートーヴェン・フリーズにおける思春期の人物像に触発されたものでもあろう。

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