M1529_150310_001, 2015/03/10撮影, Public Domain

黒漆木瓜紋散八橋蒔絵小角赤手箱

制作年江戸時代(17世紀-18世紀)
技法、素材漆、木
寸法幅19.3㎝ 奥行17.4㎝ 高13.1㎝
分野工芸(日本)
所蔵作品登録番号JA200300634000
コレクション名木村定三コレクション / Kimura Teizo Collection
コレクション番号M1529
解説蓋と身の角と口縁に朱漆を塗った布目を見せる「角赤(隅赤)」という形式の小箱で、化粧道具入れとして婚礼調度に用いられるものです。本作は『伊勢物語』の八橋にちなみ、杜若に水流の意匠を表わしています。
全体に見られる剥落や汚損は、この手箱がかつて何らかの理由で焼け焦げたことを物語っています。木村定三氏は、この荒れた漆の肌が持つ独特のやつれた姿に興味を惹かれたのか、これを茶箱として用いていたようです。

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