bijutsu5\Akinari01-01.jpg 36358

朱泥手づくね急須(横手形茶瓶)

登録番号36358
資料名(ヨミ)シュデイテヅクネキュウス(ヨコテガタ チャビン)
別名「上田餘斎 手つく祢 急須」」「無腸上田秋成翁手造茶銚(竹軒)」
別名(ヨミ)チョウ
分野美術工芸
員数1口
地域日本
年代近世
作者・産地名上田秋成/上田餘斎
製作年代18C 江戸 
材質・技法・形状茶漉穴(写真有)3穴
法量(高さ/たて)cm8.7
法量(重量)g200.0
法量(メモ)高8.7 口径5.5 底径6.5 重200g
作者産地情報江戸中期の国文学者。享保19(1734)~文化6(1809)76才没。『雨月物語』安永5年(1776)刊。読本。『春雨物語』文化5年(1808)成立。読本。『藤簀冊子(つづらぶみ)』文化2年(1805)刊。歌文集。『担大小心録(たんたいしょうしんろく)』文化5年(1808)成立。随筆。
資料解説「雨月物語」で知られる江戸後期の国学者、上田秋成が自ら赤土を手びねりで成形した急須です。口まわりには指跡が残り、いかにも手作りの風情が感じられます。胴の上部には「一茶三碗 成」の文字が刻まれています。
秋成をはじめとする京坂地域の文人たちは、互いに交流し、その席では煎茶が楽しまれていました。秋成は、煎茶書『清風瑣言』を著したほか、自ら煎茶器を製作したり、初代清水六兵衛に煎茶器の製作を依頼するなどし、文人趣味の中での煎茶の重要性を確立し江戸後期の文人たちに煎茶趣味を定着させる上で大きな役割を果たしました。

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