天目茶碗

所蔵資料登録番号A003984
作品・資料名天目茶碗
制作時代・年代室町時代(15世紀末)
窯・作者瀬戸窯 Seto ware
制作/生産地(現在の地名)日本、愛知県
資料点数1点
寸法高6.5 口径12.8 底径3.3
作品解説【全身全霊!本歌の天目をまねています!】
一説によると、「天目」という呼称は天目山(現:中国浙江省(せっこうしょう))に学んだ僧侶たちが、喫茶の碗として持ち帰ったことに由来します。日本では油滴天目、曜変天目など建窯産(現:中国福建省)の天目が最高峰と考えられていました。黒褐色の土に黒い釉薬が施された碗でした。
 本作の腰部より下をご覧ください。胎土に使われた瀬戸の白い土の上に、鉄化粧を塗り黒褐色に見せています。本歌に一歩でも近づけようとしたのでしょう。その後、天目の量産化にともない、鉄化粧がなくなっていきます。

2002『愛知県陶磁資料館コレクション 日本陶磁5000年の至宝』A001418
瀬戸窯は鎌倉時代後期に中国黒釉陶磁の影響をうけて鉄釉陶器を開発し、天目茶碗・茶入・香炉などが焼かれるようになった。初期の天目茶碗は中国元代の天目を模倣して造られたが、同末期には一時代前の宋代に造られた建盞の声価が高くなり、宋代の建盞写しが造られるようになり、続いて高台脇を水平に切り回しされた灰被天目が造られるようになった。本作は灰被天目を模倣したもので、轆轤水挽き成形され、底部が回転ヘラ削り整形されている。

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