信楽寺字壺

所蔵資料登録番号A002477
作品・資料名信楽寺字壺
制作時代・年代室町時代(15世紀)
窯・作者信楽窯 Shigaraki ware
制作/生産地(現在の地名)日本、滋賀県甲賀市
資料点数1点
寸法高47.0 口径16.3 胴径40.0 底径14.8
作品解説 本資料は口頚部が小さく、肩が大きく張った信楽窯独自の形態をもつ大壼で、腰部には焼成前に白土で「寺」字が書かれている。文字や記号等が箆書きされる例は多いが、白土による文字は珍しい。なお、同時期の常滑・越前・備前窯では、沿海部に所在する立地条件を生かして製品を日本各地へ流通させていたが、信楽窯は他の中世窯に比べ生産開始が遅く、山間部に位置する窯業地であったためか、製品の流通圏は近江地域(滋賀県)を中心とする狭い範囲に止まっていた。

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