所蔵資料登録番号A001858
作品・資料名
制作時代・年代室町時代(16世紀)
窯・作者越前窯 Echizen ware
制作/生産地(現在の地名)日本、福井県
資料点数1点
寸法高38.8 口径12.3 胴径32.7 底径13.5
作品解説 中世越前窯の壺は13世紀までは常滑窯の製品に類似したものであったが、14世紀に入ると越前窯独自の形態をとるようになり、本資料は胴部が「く」の字状に張り出し、口縁部はN字状の縁帯をもたない形になっている。耐火度の高い陶土をよく焼き締め、吸水性を抑えることによって寒冷地における液体貯蔵容器としての利用が可能になり、室町時代以降は従来の珠洲窯製品に代わって越前窯製品が東日本海沿岸地域に広く流通するようになった。

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