『突帯文四耳壺』の画像

突帯文四耳壺

所蔵資料登録番号A001679
作品・資料名突帯文四耳壺
制作時代・年代平安時代末期(12世紀)
窯・作者猿投窯 Sanage ware
制作/生産地(現在の地名)日本、愛知県
資料点数1点
寸法高40.0 口径16.0 胴径35.4 底径14.0
作品解説【猿投窯(さなげよう)最後の隆盛】
 窯数(かますう)の拡大や広域流通、緑釉(りょくゆう)・灰釉陶器(かいゆうとうき)生産の確立など、8世紀から9世紀は猿投窯のハイライトにあたる時期です。しかし、約900年で1080箇所の窯が操業した猿投窯で、最後の200年の12世紀から13世紀にも約450箇所の窯が確認され、大きな存在感を持っています。
 12世紀から13世紀の猿投窯は、椀などの地元向けの日用品を作る一方、本作のような特殊品も焼いています。本作は肩から胴に突帯(とったい)をめぐらせ、肩に四つの耳を付けたもので、中国産の陶磁器などを模した可能性が考えられます。

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