所蔵資料登録番号A001015
作品・資料名
制作時代・年代弥生時代後期
制作/生産地(現在の地名)日本
伝来・出土三河出土
資料点数1点
寸法高16.5 口径12.7 底径5.3
作品解説 本資料のような、球形ないし算盤形の体部に大きな口頚部が付く形態の壼は「瓢壼」と呼ばれる。本資料は器面全体を箆磨き技法によって調整している。箆磨きは土器の乾燥過程で器面を磨き、表面付近の砂粒を器体内に沈めて、表面に素地が緻密な層を生じさせたもので、器壁の多孔性を封じて吸水率を減じるとともに、器面に光沢を生じさせて美しく整える効果があり、多孔性を増幅する刷毛目技法とは効果において対称的な技法である。

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