御深井釉狛犬

所蔵資料登録番号A003871
作品・資料名御深井釉狛犬
制作時代・年代江戸時代(18世紀~19世紀)
窯・作者瀬戸窯 Seto ware
制作/生産地(現在の地名)日本、愛知県瀬戸市
資料点数1点
寸法高37.4
寄贈者加藤豊明氏寄贈
作品解説【狛犬の色もいろいろ】
中世以来、瀬戸では産出する白い土を生かして、灰釉、鉄釉をはじめ多色の釉薬を用いたやきものを作ってきました。
壺や瓶などの器種においても、釉薬を全体にきちんと施したやきものは、いわゆる高級品です。瀬戸で作られた陶製狛犬も、そのほとんどは灰釉や鉄釉、まれに緑釉を全体に丁寧に施されています。
本作は、すらりと伸びた背筋に、大きく作られた眼、鼻、口などの顔のパーツが合わせられ、力強い姿となっています。そこに肩の部分から青色を帯びた御深井釉が掛けられ、狛犬の存在感をさらに強いものとしています。

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