緑釉狛犬 阿

所蔵資料登録番号A000612
作品・資料名緑釉狛犬 阿
制作時代・年代江戸時代(18世紀~19世紀)
窯・作者瀬戸窯 Seto ware/美濃窯 Mino ware
制作/生産地(現在の地名)日本、愛知県もしくは岐阜県
資料点数1点
寸法高24.9
文化財指定愛知県指定文化財(有形民俗) / Important Cultural Property of Aichi Prefecure
寄贈者本多静雄氏寄贈
作品解説【緑色で個性的に】
こちらの狛犬は、阿吽の両方に小さな角があるものの、比較的、典型的な狛犬の姿に忠実に制作されたものと考えられます。
本作の個性を際立たせているのは、身体全体にまだらに施された緑釉です。江戸時代の瀬戸・美濃では、色彩豊かな施釉陶器が作られていましたが、陶製狛犬に関しては灰釉、鉄釉、御深井釉などの例が多いので、願主あるいは窯元の何らかの意図のもと、あえてこの色の釉薬を選択したのでしょう。

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