三筋壺

所蔵資料登録番号A001013
作品・資料名三筋壺
制作時代・年代平安時代末期(12世紀)
窯・作者常滑窯 Tokoname ware
制作/生産地(現在の地名)日本、愛知県
資料点数1点
寸法高24.2 口径10.5 胴径17.2 底径8.2
作品解説【常滑窯(とこなめよう)の壺(つぼ)の代表、しかし装飾は謎のまま】
12世紀の平安時代末頃から、地元で使う椀・皿などの食器の他に、産地によっては大量生産・広域流通する「壺・甕・鉢」(つぼ・かめ・はち)という中世のやきものを象徴する3種セットが生まれました。
猿投窯(さなげよう)から伝播した常滑窯でもこの3種セットが作られ、本作は壺にあたります。肩から胴に三段の横線を持つ三筋壺(さんきんこ)で、12世紀の常滑窯の代表的な壺です。この三段の横線は、仏教思想、木製品の形、中国のやきものの文様、金属器の形など、何を表したのか様々な案が出ています。

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