五輪塔

所蔵資料登録番号A000969
作品・資料名五輪塔
制作時代・年代鎌倉時代(13世紀)
窯・作者珠洲窯 Suzu ware
制作/生産地(現在の地名)日本、石川県
資料点数1点、4パーツ
寸法高22.8 底径10.0/8.8
作品解説【日本海側で存在感を放つ須恵器系(すえきけい)の窯(かま)、珠洲窯(すずよう)】
 本作の作られた珠洲窯は能登半島の先端、石川県珠洲市の窯で、北陸地方の古代の須恵器生産をベースに12世紀から15世紀頃まで生産しました。珠洲窯の製品は古代の須恵器と同様、灰色から暗灰色に焼き上がります。
本作は仏塔(ぶっとう)の一種である五輪塔(ごりんとう)の形を模した仏舎利(ぶっしゃり)の容器です。五輪塔は上から空輪(くうりん)・風輪(ふうりん)・火輪(かりん)・水輪(すいりん)・地輪(ちりん)と連なる形で、宇宙の構成要素・元素である五大(ごだい)を表しています。本作は空・風輪と火輪、水輪、地輪の四つのパーツに分割します。

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