水注

所蔵資料登録番号A000467
作品・資料名水注
制作時代・年代鎌倉時代(13世紀)
窯・作者美濃須衛窯 Minosue ware
制作/生産地(現在の地名)日本、岐阜県
資料点数1点
寸法高11.7 口径7.7 胴径14.4 底径7.0
作品解説【窯数は少なくも、製品に存在感】
 岐阜県各務ヶ原市・岐阜市に広がる美濃須衛窯(みのすえよう)は、6世紀の須恵器生産を開始し、7世紀後半から8世紀にかけて生産規模を拡大しました。古代の美濃須衛窯の須恵器は三重県や平城京など、遠隔地へも流通しました。
 中世の美濃須衛窯は、生産規模自体はさほど大きくありませんが、近郊で使用される椀などの日用品の他に、中国の磁器を模倣した高級品も生産しました。本作もそうした高級品の一つで、13世紀にはまだ少ない、吊り手を付ける環が付いた土瓶形の容器です。

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