三筋壺

所蔵資料登録番号A000451
作品・資料名三筋壺
制作時代・年代平安時代末期(12世紀)
窯・作者越前窯 Echizen ware
制作/生産地(現在の地名)日本、福井県
伝来・出土福井県福井市末町出土
資料点数1点
寸法高23.3 口径10.6 胴径19.0 底径7.9
作品解説 越前窯は福井県越前町内の旧宮崎村を中心に所在する。同地域は平安時代まで須恵器の生産地帯であったが、平安時代末期に尾張猿投窯の影響を受け、瓷器系焼締陶器を焼造する中世窯として成立した。中世越前窯の壺は13世紀までは常滑窯の製品に類似し、本資料も初期常滑窯を代表する器種の一つである三筋壺と同じ造形となっている。ただし、越前窯製品は常滑窯に比べ、耐火度の高い白色粘土が用いられる点が特徴である。

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