所蔵資料登録番号A000415
作品・資料名
制作時代・年代室町時代(16世紀)
窯・作者丹波窯 Tanba ware
制作/生産地(現在の地名)日本、兵庫県
資料点数1点
寸法高42.4 口径12.0 胴径32.9 底径17.8
作品解説 中世丹波窯は壺・甕・鉢を基本とする瓷器系焼締陶器の産地として成立したが、鉢の遺例は少なく、大形壼の事例が多い。壺類は丹波窯特有の、長・硅石の細粒を多く含んだ耐火度の高い白色粘土を用いて粘土紐成形されている。高火度焼成によって自然釉が豊かにかかって鮮やかな緑色を呈することも多い。こうした中世丹波製品の窯変美は、無名の工人が作った日常生活用品に美的価値を見出す「民芸運動」を大正年間から提唱した柳宗悦氏が見出したものである。

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