『壺』の画像

所蔵資料登録番号A000412
作品・資料名
制作時代・年代室町時代(15世紀)
窯・作者丹波窯 Tanba ware
制作/生産地(現在の地名)日本、兵庫県
資料点数1点
寸法高52.0 口径16.0 胴径36.0 底径16.0
作品解説 中世丹波窯は壺・甕・鉢を基本とする瓷器系焼締陶器の産地として成立したが、鉢の遺例は少なく、大形壼の事例が多い。14世紀以降の壺は本資料のような丸胴形のものと長胴形のものがあり、いずれも粘土紐作り成形した後に器面を撫で仕上げしている。本資料にみられる櫛目状の掻き目文は、柱にできた猫の爪の引っ掻き傷に似ていることから「猫掻き文」とも称されるもので、器面の調整と装飾的効果を目的として施されたものである。

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