所蔵資料登録番号A000360
作品・資料名
制作時代・年代室町時代(14世紀)
窯・作者丹波窯 Tanba ware
制作/生産地(現在の地名)日本、兵庫県
資料点数1点
寸法高46.2 口径16.6 胴径44.0 底径18.5
作品解説【常滑窯(とこなめよう)から伝播した六古窯(ろっこよう)の一つ、丹波窯(たんばよう)】
猿投窯(さなげよう)から伝播した常滑窯(とこなめよう)の技術は、さらに全国へ広がりました。本作の作られた兵庫県篠山市の丹波窯も、12世紀末頃に常滑窯から技術伝播しました。当初の丹波窯の製品は常滑窯と類似していますが、14世紀以降は独自の形で推移していきました。丹波窯は、鎌倉時代から現在に続く六古窯の内の一つに数えられます。
 丹波窯の壺(つぼ)には、本作のように褐色の地肌と、窯の中で自然に振りかぶった灰が反応して生まれた自然釉(しぜんゆう)の緑色のコントラストが美しい作例が多くあります。

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