白い机上の静物

所蔵資料登録番号A003054
作品・資料名白い机上の静物
制作時代・年代平成8年(1996)
窯・作者柴田眞理子 SHIBATA Mariko
制作/生産地(現在の地名)日本、愛知県瀬戸市
資料点数1点
寸法高118.5 幅60.5×34.0
寄贈者辻野愛季子氏寄贈
作品解説 愛知県瀬戸市に生まれる。1990年愛知県瀬戸窯業高校専攻科修了。1995年国際陶磁器展美濃審査員特別賞受賞。当初は土の塊をほりだした堅牢な作風であったが、華奢で壊れやすいものという自身がやきものに対して持つイメージを具現化する「静物」の作風へと変化する。本作品は石膏型に薄い磁器の塊を貼り付けて成形されたもので、薄い皮状の土が生み出す器物の表層が「うつわ」が潜在的に有する様々な概念や記憶、形式を現前化させる役割を果たしている。近年、「静物」と同じ石膏型による黒陶作品を手がけることで、「静物」では曖昧になりがちであったフォルムを明確に見せるとともに、表層の奥にある実在感を意識化させる試みも行っている。

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