所蔵資料登録番号A000001
作品・資料名
制作時代・年代鎌倉時代(13世紀)
窯・作者越前窯 Echizen ware
制作/生産地(現在の地名)日本、福井県
伝来・出土福井県小浜市出土
資料点数1点
寸法高26.7 口径13.0 胴径16.7 底径9.3
作品解説 越前窯は福井県丹生郡宮崎村を中心として、武生市・織田町にまたがる瓷器系窯である。同地域は平安時代まで須恵器の生産地帯であったが、平安時代末期に尾張猿投窯の影響を受けて成立したもので、小形壺は三筋文壺の焼成も認められている。本資料は粘土紐造り成形の後、上下方向に箆削り調整されたもので、断面がN字状を呈する口縁部は同時期の常滑窯製品の影響を受けた造形である。器肌は暗褐色に焼き締まり、肩の部分には黄白色の自然釉が胡麻状に降りかかっている。

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