朱泥茶注

所蔵資料登録番号A002669
作品・資料名朱泥茶注
制作時代・年代平成10年(1998)
窯・作者山田常山(三代) YAMADA Jyozan 3rd
制作/生産地(現在の地名)日本、愛知県常滑市
資料点数1点2パーツ
寸法総高8.7 口径7.0 幅12.0 底径5.5
寄贈者作者寄贈
作品解説1998年に「常滑焼 急須(とこなめやき きゅうす)」分野で、初の重要無形文化財保持者に認定された三代山田常山の作品です。常滑では明治時代に中国・宜興窯(ぎこうよう)の茗壺(めいこ)、つまり急須造りの技法が伝えられ、日本を代表する急須の産地となりました。三代常山は、伝統的な形から常山独自が新たに創り出しだ形まで、実に多彩な急須を生み出しました。形の美しさだけではなく、使いやすさも備えた常山の急須は、土づくりから、ロクロ成形、焼成(しょうせい)まで、高い技術に裏打ちされたものです。朱泥は、粒子が細かい赤土粘土を使い、釉薬をかけずに焼き締めたやきもので、多量に含まれた酸化鉄が鮮やかな赤色に発色します。

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