聖衣

所蔵資料登録番号A002630
作品・資料名聖衣
制作時代・年代平成4年(1992)
窯・作者金重晃介 KANESIGE Kosuke
制作/生産地(現在の地名)日本、岡山県備前市
資料点数1点
寸法高31.5 幅33.5×27.0
寄贈者中島乙美氏寄贈
作品解説 金重陶陽の三男として生まれる。1968年東京芸術大学彫刻家卒業、70年同大学院修了。1994年日本陶磁協会賞受賞の他、受賞歴多数。本年度より朝日陶芸展の調査員を務める。器からオブジェまで広幅い表現領域で知られる金重の作品は備前特有の土味と焼成効果という伝統的技術を受け継ぎながらも、現代の備前焼としての造形を模索したものである。金重の代表作に焼成を経て賢牢となった土があたかも衣のような柔らかな印象を与える「聖衣」シリーズがある。これは可塑性に富む土の特性をそのまま造形へと展開させたものであり、土が潜在的に有する特性を新たな視点で現前させたものだといえる。

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