所蔵資料登録番号A002455
作品・資料名
制作時代・年代昭和39年頃(ca.1964)
窯・作者八木一夫 YAGI Kazuo
制作/生産地(現在の地名)日本、京都府
資料点数1点
寸法高53.0 幅63.0×6.0
作品解説 新時代の要求に即応した陶芸を主張して、京都の山田光、鈴木治らと1948年に「走泥社(そうでいしゃ)」を結成した八木は、走泥社の支柱的存在として活躍し、戦後の前衛陶芸の先駆けとして大きな役割を果たした。1954年には陶器の実用性から離れた、その記念碑的な作品《ザムザ氏の散歩》を発表している。本作品は1963~64年頃に制作された<壁体>シリーズの一つである。衝立状に構成された作品の表面には八木独特の手法となる、「皺寄せ手(しわよせで)」が見られる。オブジェ作品でありながら、やきものとしての存在感を強く感じさせている。

PageTop