草白釉釉描金銀彩遠山夕陽図八角大皿

所蔵資料登録番号A002328
作品・資料名草白釉釉描金銀彩遠山夕陽図八角大皿
制作時代・年代昭和62年(1987)頃
窯・作者藤本能道 FUJIMOTO Yoshimichi
制作/生産地(現在の地名)日本、東京都
資料点数1点
寸法高6.7 口径62.5 底径50.3
作品解説藤本能道は、写生にもとづいた自然の写実的描写を効果的にするために、輪郭線を描かず直接彩色で表現する没骨描法(もっこつびょうほう)を取り入れたり、色釉を部分的に施した後に上絵付けを施す技法「釉描」を考案するなど、伝統的な手法にはない絵画的表現による色絵磁器を探求しました。さらに絵画表現を効果的にするために白磁釉を研究し、透明で青みを帯びた「草白釉(そうはくゆう)」や白さを強調したマット状の「雪白釉(せっぱくゆう)」を生み出しました。本作は草白釉に加えて金銀彩を効果的に使った作品で,夕日が山並に落ちてゆく幽玄なる風景が表現されています。1986年重要無形文化財「色絵磁器」に認定。

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