藍亭幻相器

所蔵資料登録番号A001701
作品・資料名藍亭幻相器
制作時代・年代昭和56年(1981)
窯・作者河本五郎 KAWAMOTO Goro
制作/生産地(現在の地名)日本、愛知県瀬戸市
資料点数1点
寸法高25.0 胴径31.6
作品解説 愛知県瀬戸市の製陶業、柴田家の次男として生まれる。1936年(昭和11)愛知県瀬戸窯業学校卒業後京都国立陶磁器試験場伝習生となった。1950年染付磁器で名高い河本礫亭家を継ぐ。この頃、加藤(岡部)嶺男、加藤元男らと陶芸グループ「灼人」を設立。1956年から一時クラフト運動に参加する。1962年の第5回日展で特選、北斗賞を受賞。この時期の作品は、土の素材感や物質性を造形化した「五郎調」と呼ばれるもので、轆轤をほとんど用いてないことから、瀬戸の異端児などとも呼ばれた。1970年前後から、磁器を素材とし、瀬戸染付や中国青華磁器の深遠な歴史性を現代に再構築すべく取り込み、ゆがみをともなう器形と躍動感のある絵付けで独自の世界を作り出した。

PageTop