耳付花入

所蔵資料登録番号A000071
作品・資料名耳付花入
制作時代・年代昭和30年頃
窯・作者金重陶陽 KANESHIGE Toyo
制作/生産地(現在の地名)日本、岡山県備前市
資料点数1点
寸法高25.0 口径9.8 底径11.2
寄贈者川崎音三氏寄贈
作品解説「備前焼中興の祖(びぜんやきちゅうこうのそ)」として知られる金重陶陽は、岡山県伊部町(現伊部市)の備前焼の名家に生まれました。父のもとで動物をかたどった置物などを制作していましたが、20歳代で桃山時代の茶碗に魅了されて古備前の再現を志し、独学でロクロ技の解明、登り窯の復元、備前の原土(げんど)を発見、窯詰めと焼成法に至るまで研究を重ね、ついに1941年に古備前の再現に成功しました。作品は古備前の復元にととまらず、備前の土と薪窯(まきがま)焼成が生み出す豪快な窯変(ようへん)と風格を備えた作風が高く評価されました。1956年に重要無形文化財「備前焼」保持者に認定。

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