火襷大平鉢

所蔵資料登録番号A000067
作品・資料名火襷大平鉢
制作時代・年代昭和31年(1956)
窯・作者金重陶陽 KANESHIGE Toyo
制作/生産地(現在の地名)日本、岡山県備前市
資料点数1点
寸法高10.5 口径49.5 底径26.2
寄贈者川崎音三氏寄贈
作品解説初期の頃の陶陽は、獅子や鳥などを象った細工物を制作していたが、次第に茶陶制作へとむかい、桃山時代の古備前の研究に没頭する。以来、独学で登り窯の復元、轆轤の技術解明などを行い、古備前の再現に成功し、備前焼中興の祖と呼ばれた。本作品には火色の線が無数にはしっているが、これが火襷と呼ばれるものである。古備前の作品にも多く見られるもので、作品に藁(わら)を巻き付けて酸化焼成すると、藁のアルカリ分と素地の鉄分とが反応してあらわれる。

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