四方皿

所蔵資料登録番号A000064
作品・資料名四方皿
制作時代・年代昭和29年頃(ca.1954)
窯・作者金重陶陽 KANESHIGE Toyo
制作/生産地(現在の地名)日本、岡山県備前市
資料点数1点
寸法高2.6 口径25.7
寄贈者川崎音三氏寄贈
作品解説 備前焼は、釉薬を掛けずに、耐火度の低い土を長時間かけて焼き締めるため、炎のあたり具合により多彩な変化がみられる。自然に生まれた窯変には、「胡麻」と呼ぶ、灰が釉薬化して、あたかも胡麻を振りかけたようなもの、「榎肌」と呼ぶ、灰が溶けきらず榎の木肌に似た青黄色に変化したものなどがある。本作品にはこれらの窯変に加え、円形の土(ボタ)または小さな作品を置いてできる「牡丹餅」と呼ばれる跡がみられる。立てかけて焼成されたため、皿自体にわずかな反りが生まれ、表面の変化も強い。

PageTop