彩瓷鳥文盆

所蔵資料登録番号A000062
作品・資料名彩瓷鳥文盆
制作時代・年代昭和37年(1962)頃
窯・作者石黒宗麿 ISHIGURO Munemaro
制作/生産地(現在の地名)日本、京都府
資料点数1点
寸法高5.0 口径43.5
寄贈者川崎音三氏寄贈
作品解説宗麿は、1918年に東京美術倶楽部において、「曜変天目茶碗(稲葉天目)」を見て感銘し、陶芸を志したという。専ら中国の唐、宋及び朝鮮李朝の作陶技法の解明と復元に務め、特に中国でも技法が途絶えていた「木の葉天目」の制作に成功した功績は大きい。本作品は石膏型の上に土を押しつけて成形されたもので、輪郭線が凸凹し縁が厚く仕上がっている。しかし特徴はなんといっても絵付けにあり、鳥を描いた二色の線の筆さばきが卓越した技術を感じさせる。

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