志野波に千鳥絵鉢

所蔵資料登録番号A000028
作品・資料名志野波に千鳥絵鉢
制作時代・年代昭和28年(1953)頃
窯・作者荒川豊蔵 ARAKWA Toyozo/大萱窯
制作/生産地(現在の地名)日本、岐阜県可児市
資料点数1点
寸法高7.3 口径29.6 胴径30.0 底径19.6
寄贈者川崎音三氏寄贈
作品解説荒川は1930年に可児市の牟田ヶ洞古窯跡で桃山時代の志野茶碗の陶片を発見し、志野が美濃で焼かれていたことを実証したことで知られます。1933年に同地に桃山時代と同式の窯を築き、志野の再現に取り組みました。芸術性豊かな作風を加え、豊蔵独自の志野、瀬戸黒、黄瀬戸を完成させたことにより、1955年に重要無形文化財「志野」「瀬戸黒」保持者に認定されました。本作は豊藏志野の代表作で、おおおらかなフォルムの素地に鉄化粧を掛け、千鳥文を掻落としで描き、波は鉄絵によって筆描きされています。

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