黄瀬戸輪花鉢

所蔵資料登録番号A000008
作品・資料名黄瀬戸輪花鉢
制作時代・年代昭和33年(1958)
窯・作者加藤唐九郎 KATO Tokuro
制作/生産地(現在の地名)日本、愛知県名古屋市
資料点数1点
寸法高6.6 口径24.7 胴径25.5 底径16.8
寄贈者川崎音三氏寄贈
作品解説 唐九郎の昭和30年代の黄瀬戸作品は、桃山時代の黄瀬戸製品をかなり意識してつくられており、随所にその様式をみることができる。この鉢は縁の形が箆(ヘラ)で花弁に成形されているところから輪花鉢と呼ばれている。端正な轆轤成形に加え、ヘラによって胴や腰部が削られているため、非常に手取りの軽いつくりとなっている。輪花の成形や見込みの草文様の線、黄瀬戸の釉調や釉色など、すべてに唐九郎の技術の高さを感じさせる作品である。

PageTop