絵志野茶碗 銘「鯨帯」

所蔵資料登録番号A000006
作品・資料名絵志野茶碗 銘「鯨帯」
制作時代・年代昭和44年(1969)
窯・作者加藤唐九郎 KATO Tokuro
制作/生産地(現在の地名)日本、愛知県名古屋市
資料点数1点
寸法高8.6 口径13.2 底径7.0
寄贈者川崎音三氏寄贈
作品解説 昭和を代表する陶芸家・加藤唐九郎は、1914年に作陶生活に入る一方で、瀬戸系古窯や国内各窯業地の調査研究をはじめ、朝鮮半島の古窯、中国古陶磁の調査を行いました。加藤の作域は広く、黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部・信楽・唐津など様々な手法に取り組みました。なかでも志野は生涯にわたって作り続けましたが、躍動感ある造形表現から、時に荒川豊蔵と比較され「静の豊蔵、動の唐九郎」と例えられました。この茶碗の銘「鯨帯」は、胴部に施された鉄釉の焼き上がりの色が、鯨の皮身に似ていることから名付けられています。

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