金彩花文花器

所蔵資料登録番号A005807
作品・資料名金彩花文花器
制作時代・年代1877-1884年頃
窯・作者エミール・ガレ Emile Gallé/ラオン=レタップ製陶所
 Raon l'Etape workshop
制作/生産地(現在の地名)フランス
資料点数1点
寸法高26.5 長さ27.6 幅7.2
寄贈者西垣千代子氏寄贈
作品解説ガレはまるで油彩画のようにみえる絵画的表現を好んで採りました。うつわの表面をキャンバスに見立てて絵画を描くことは、ヨーロッパにおいては、実用性ゆえに芸術性で劣るものと扱われた工芸が「大芸術(建築、絵画、彫刻)」すなわち「芸術作品」に近づくための大切な要素でした。素焼きの後に化粧掛けを施したファイアンス(錫釉陶器)の器面に絵画を描く技術は、イタリアですでに16世紀に生み出されており、やがてフランスのファイアンス制作へも伝わっていきました。そうした伝統を受け継いで同様にガレもまた、このバルボティーヌ(化粧掛け)技法を使用しています。

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