有蓋高杯

所蔵資料登録番号A004257
作品・資料名有蓋高杯
制作時代・年代三国時代(5世紀)
制作/生産地(現在の地名)韓国
資料点数1点2パーツ
寸法総高19.1 口径13.3 胴径16.5 底径12.2
寄贈者野口敬仔氏寄贈 李吉秀コレクション
作品解説日本のやきものにも影響、交流の深かった加耶(かや)のやきもの
本作が作られた加耶は、百済(くだら)と新羅(しらぎ)に挟まれた小国家群で、豊かな鉄生産を背景に発展しつつ、日本列島と密な交流を持ちました。本作は陶質土器(とうしつどき)と呼ばれる硬く焼き締まったやきもので、日本の須恵器(すえき)の源流となり、日本のやきもの史に大きな影響を与えました。
 本作は下に脚が付いた高杯(たかつき)と呼ばれる形で、上には蓋(ふた)が乗っています。食物の盛付に使用された形ですが、当時の加耶の墓にも死者への手向けとして大量に副葬(ふくそう)されました。

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